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プロフィール

トリルMM

Author:トリルMM
30代で発病 女性
2006年5月に膠原病である
「成人スティル病」を発症。
現在、寛解中。
体質改善に励んでいる。

スティルの細かい入院記録は
カテゴリー「スティル病」に。
スティルの経過ダイジェストは
カテゴリー「スティル記録」に
掲載しております。


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2度目の減量の一週間後の血液検査の結果。

「CRPは0.0、フェリチン104となりました。
 両方とも正常値です。良かったですね
 白血球だけ多いんですが、おそらくステロイドの影響なので、
 プレドニンが減っていけば大丈夫だと思いますよ 」

ドクターKの回診である。
ほお~、一週間前の予言どおりとなった。

Dr.K「熱はまだ微熱が続きますね。
   どうしてかわかりませんが、スティルの余韻かと思います。
   白血球以外は正常値なのでプレドニンは減量します。
   3錠、15mgにしてください」

どんどん減るな~。うれしい。

Dr.K「3錠は4日間だけです。
   そのあと2錠、1錠、0.5錠と4日きざみで減らして、
   ステロイドを切ります」

4日きざみ!いいんですか?

Dr.K「正常値に戻りましたから、大丈夫だと思います。
   それから、だいぶ調子もよさそうなので、
   そろそろ退院できますよ。
   今度の土日くらいでどうですか?」

退院!

Dr.K「トリルさんは主婦ですね?
   家のことは急に色々できないでしょう。
   今月いっぱいは養生に専念できたらいいのですが・・・
   どなたか・・・家事などやってもらえる人はいますか?」

今まで退院していった人にも、こういうことは確認されていた。
退院できるからと言って、
急に病院から放り出したりはしないのである。
親切だなあと思っていた。

まあ、病院としてもせっかく良くなったのに、
すぐに無理されて悪化されても困るだろう。
また病院に逆もどりだもんね。

トリル「家事は大丈夫です。では日曜に退院させていただきます。
  今までありがとうございました」

お礼を言うと、ドクターKはあごを引いてうなずき、
部屋を出て行った。

実を言うと、退院はもっと早く切り出されると思っていたので、
遅いくらいだった。
微熱・だるい・ちょっとあちこち痛い、くらいの症状しかないので、
家で寝ていても同じなのである。

でも、すごーく退院したいわけでもなかった。
病気が悪化したりしないか、
ちゃんと生活できるか不安だったからである。

何だかんだ言っても、病院は楽だ。
ここは総合病院で、他の症状が出てもすぐに対応してもらえる。
食事も出るから、作らなくていい。

しかし救急病院でもあるので、
病院としてはベッドを空けておきたいだろう。
私のような軽快した患者は出ていったほうがいい。

実際、
リハビリのみの治療になった前の病室の人は
じっくり相談の上、リハビリの専門病院に転院していった。
本当はここに居たかったらしいが、
リハビリのみでは入院を続けられないのである。

隣のマナさんは話を聞いていて
「退院~?ダメダメ!まだ熱もあるし、ゆっくりしていきなよ」
と笑いながら言う。

トリル「無理ですよ。
  私も『よくここまで置いてもらえたなあ』
  って思ってたんですから」

マナ「だってまだ熱があるしー。
  家に帰ると動いちゃうでしょ~?
  トリルちゃんが出てったら寂しい~。
  私の本格的な治療はこれからで、まだまだ先が長いのよ。
  次に入ってきた人が、気が合わない人だったらヤダヤダ~」

マナさんは話好きで、時間が有り余る入院生活で、
身の上話などを私はいつも聞いていた。
彼女は病気以外でも仰天するほどものすごい人生を送ってきており、
できることなら、小説にしたいくらいだった。

初めて会ったとき、
「この人は普通の50代ではないような・・・」と思った。

何というか、リッチな雰囲気がするのである。
持ち物とか着ているものとかではなく、体からにじみ出るものが。
普通のオバチャンとは、絶対に何かが違う。

でもリッチなら個室に入るだろうし・・・
何でかなあ?と不思議に思っていた。
ポツポツと話をするうちに、
数奇な運命というか、人生というか、私はびっくり仰天で、
口を開けて聞いていた。

私は一度「・・・それで誰も恨まなかったの?」と聞いたことがある。

マナさんはあっさりと
「誰も恨んでない。こういうことは仕方ないと思う。
 私はものすごくいい思いもしてきたし」
と言った。

これだけでは何が何だかわからなくて申し訳ないが、
よそさまの話なのであんまり詳しく書けない。
彼女の人生の話は、
パッと聞いただけでは「妄想?」と思うほど、常識を超えていたが、
ご家族の話とつじつまが合っているから、疑うことはしなかった。

このレベルで「誰も恨んでない」とは。
私だったら、恨んで恨んで生霊になって呪いそうである。
恨んでない?本当に?誰も?

実は私は、自分がスティル病になったことを、
心の底では納得していなくて、腹を立てていた。

「何でこんな目に遭うのか。私が一体何をした?」と。

でも変な話だけど、マナさんの「誰も恨んでない」という言葉に
私の心が落ち着いて、受け入れる腹が決まった。

なっちゃったものはもう仕方ない。
この体の面倒をみていこう。

マナさんに「・・・私は考え方を変えることにします」と伝えた。

マナさんは訳が分からなかったらしく、
「え?何で?」とキョトンとした表情だった。

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タグ : プレドニン

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