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プロフィール

トリルMM

Author:トリルMM
30代で発病 女性
2006年5月に膠原病である
「成人スティル病」を発症。
現在、寛解中。
体質改善に励んでいる。

スティルの細かい入院記録は
カテゴリー「スティル病」に。
スティルの経過ダイジェストは
カテゴリー「スティル記録」に
掲載しております。


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500mlのペットボトルが持てなくなるとは。
トイレに自力で行けなくなるとは。

この年でこんなことになるとは、想像をしたこともなかった。

ホラーである。

いつこの痛みがなくなるのかが見えない。
何の罪があってこんな病気になるのかと、人生を振り返ってみる。
・・・心当たりがあるようで、
でもやっぱりそこまでのことをした覚えもないようで。

・・・わからない。

「病気になるときは誰でもなるんだよ、
 そんなことを考えても仕方ないし」
と家族は私を慰める。

ペットボトルが重くて持てないので、
家族やナースにお願いして、
カラのペットボトルに半分移し替えてもらう。

水はすぐになくなる。
1日に2本は消費するので、
ベッドサイドにはいっぱいボトルが並んでいる。

キャスター付きの食事のテーブルはベッドの足元の方に寄せてある。
ベッドにまたがっているタイプのものである。
食事のときはまず電動のベッドの上半分をリモコンで起こし、
テーブルを引き寄せるが、それすら重労働で、息が上がる。

見兼ねた同室の人が
「大丈夫?」と、向こう側から押してくださるほどだった。

食事の時間はナースも忙しい。
いちいちこれ位のことにナースコールも気が引ける。
もう面倒くさくて、食事をしなかったこともある。

研修医ドクターY。
まめに様子を見にきてくださる。

「食事はできてる?ちゃんと食べないと回復しないよ~」

と言葉をかけてくれるが、苦笑いで「はい」とだけ返事をした。

色々言いたいことはあったけど、
一度言い出すと、
何もかもぶちまけて八つ当たりしてしまいそうだった。
それがしたくなかったのだと思う。

一度、「泣いてみたらすっきりするかも」と思って、
ナースに「まぶしくて寝られない」とか何とか言って
真っ昼間なのに
ベッド周りのカーテンを全部閉めてもらったことがある。

「うえ~ん!」

声に出して、泣くリズムをつかもうとした。
「私ってかわいそう」と精一杯成りきって、
涙を滂沱と流してみるつもりだった。

・・・無理だった。

だめだわ。何か違うわ。

同室の方たちは不自然にカーテンが引かれたので
「ああ、なかなか回復しないから鬱屈してるのね」と思ったと思う。

しかし、泣き声が一声だけで終わったので、
「ハア???」と、わけがわからなかったかもしれない。
意味なく人騒がせなことをしてしまった。

こういうことは他の人にもたまにあった。
私は無意味に終わったが、カーテンの中で本当に泣いている人。
私と同病ではないけれど、思うように体が動かなくて、
リハビリしてもうまくいかないとこぼしていた。

わかる。

気持ちはよくわかる。
わかるだけに慰めの言葉もない。

病気は孤独だ。
たとえ同じ病でも、闘うのは結局ひとりで。

お医者様もナースも家族も全力でサポートしてくれるけど、
結局はひとりで。

真っ暗闇の真夜中、熱と闘いながら心の中の物を片付けた後、
ひとりで立ち上がるしかないこともあると体で知る。


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