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プロフィール

トリルMM

Author:トリルMM
30代で発病 女性
2006年5月に膠原病である
「成人スティル病」を発症。
現在、寛解中。
体質改善に励んでいる。

スティルの細かい入院記録は
カテゴリー「スティル病」に。
スティルの経過ダイジェストは
カテゴリー「スティル記録」に
掲載しております。


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「お手すきだったら、お茶会のお手伝いをしてもらえる?」
と、声をかけていただいた。

流派外のことなので、やり方が違うし
お役に立てるのか?と思ったら、
控え室のお世話で、主に食事の用意とか、着物まわりや
受付の控えなどだった。

面白そうなので、参加させていただくことにした。

子どもたちもお点前・お運びで参加するそうで、
子どもは着物の着崩れが激しいので、
ひとり、面倒を見てくれる人がいると助かるとのこと。

着物と言っても、私は自装(自分で着ること)しかできないので、
他装(他の人に着せること)の経験がほとんどない。
他装は向かい合いになるので、
左右反対は慣れないとこんがらがる。
帯結びも自分には「お太鼓」の他は必要ないので、
それしかできない。

子どもは多分、付け帯
(後ろの飾り結びの部分が、はめ込むだけになっている)
だろうから、大丈夫だと思うけど、
もしかしたら付け帯ではなく、
本当に結んである子もいるかもと思って
崩れたときに復元できない場合に備え、
本を見て、ひとつだけ覚えていった。

「マダム・バタフライ」という結び方。
華やかでかわいい。
マネキンを持っていないので、座布団を丸めて胴の形にして
時間を見て練習をした。
難しくて、ちょっと無謀だったかもと思ったけど。

もしうまくできなかったら、浴衣でよく使う結び方(文庫結び)
のアレンジで何とかしようと思っていた。
これなら大丈夫。

ハードジェルと櫛、タオルなどを持ってスタンバイ。

「すみません、髪が落ちたので直してください」

はいはい、と襟足をジェルでなでつけ、櫛をちょっといれる。
ついでに前髪も整える。
かわいくかわいく。

「この子、裾を踏みそうです」

着物の前を、ひもにぐっとはさみ直す。

帯が落ちそうな子は、締め直す時間がなければ、
ハンドタオルを帯の下に挟み込む。
応急処置。
ときどき、とても詳しい人が手助けしてくれた。

かわるがわる食事を取るので、
子どもの襟にタオルをかけて汚さないようにしたり、
熱いお茶を冷ましたり・・・
一番小さい子は、なんと4歳だった。

4歳の子はお点前はまだ無理で、お運びをしているのだけど、
慣れない着物で、そろそろとお菓子を捧げて茶室に出ていくと
お客様が「おぉ~っ」と小声でどよめく。

私も、こんな小さな子が茶室に出るのは初めて見た。
お客様方は、可愛い着物姿でけなげに働く女の子を見て
にこにこしている。

お点前をしている子は9歳位から。
真剣な表情で、お点前をすすめる。
満座の注目を浴び、緊張で頬が青白く引き締まっている。

お友達らしき子たちが、連なってお客様で入ってきたときは、
私も一緒に茶室に入り、わからなそうだったら
お菓子の取り方などを小声でそーっと。

「お懐紙は折り目が手前ね」
「黒文字(お菓子を取る箸)は、
 まず右手で上から取って左手で下を支えて、また右手を・・・
 おっと、このお菓子は取りにくいけど、刺したらダメよ」

刺そうとした子が「ええーっ?」と照れ笑いをして、
つられてクスクス笑う女の子たち。
細かいことまでうるさく言うといけないなーと思って、
最初は最低限に簡単に。
「お茶は楽しい」と思ってくれたらいいなと思った。

「あのー、私、左利きなんですけど・・・」
と、ひとりの女の子。

おっ、それは想定外。
こういう場合はどうしたらいいの?

遠くに座っている先生に伺って、
この子が注目を浴びてもかわいそうだし。
慣れない右手で
もしお菓子を畳に落としたら、恥ずかしく思っちゃうよね・・・
私の独断で、黒文字を左向きに置き換える。

「左手で取ろうか」

はい。とうなずいて、おそるおそるお菓子をとる。
かわいいなあ。
茶室に入ると、女の子はみんなおしとやかになる。

お茶は色々難しいし、うるさく思うかもしれないけど、
楽しいよ。

勉強させてもらったのは私の方だった。ありがとう。

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