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プロフィール

トリルMM

Author:トリルMM
30代で発病 女性
2006年5月に膠原病である
「成人スティル病」を発症。
現在、寛解中。
体質改善に励んでいる。

スティルの細かい入院記録は
カテゴリー「スティル病」に。
スティルの経過ダイジェストは
カテゴリー「スティル記録」に
掲載しております。


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フィクション1
フィクション2の続きです。

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トリはビデオを見て素朴に疑問に思ったことを2,3尋ねてみた。
しかし、タミから明確な回答はもらえなかった。
でも「この仕事は絶対に良い」と思って、
爪の先ほども疑うことなく、信じきっていることだけはわかった。

私が何を聞いても、
彼女には、単に難癖をつけているようにしか聞こえないらしい。

もうこれは仕方ない。
私たちはもう子どもではないし、自分で考えるしかないんだ。
そして、いい年をした大人が本当にやりたいと思ったら、
周りが何を言っても、とめられるものではない。

トリ「・・・悪いけど、私にはこの話はこれ以上ちょっと無理だわ。
   サンプルもないし、パンフレットもないし、
   製品の説明も具体的に聞かせてもらえないし。
   判断材料がないよ。
   でもタミちゃんが本当にやりたいことだけはわかった。
   じゃあね」

テーブルにコーヒー代を置いて、立ち上がった。   

トリ「あ、それからミカの伝言だけど、
   『タミの口から納得できる説明が聞けたら、
    セミナーに行ってもいい』って。
   私はとめたけどね。ミカはすごく心配してるよ。」

タミ「・・・ミカをとめたの?何で?」

トリは何も言わずに店を出た。
疲れきってしまって、もう何もしゃべりたくない。

お金が欲しいのは全然いいよ。悪くない。
私だって欲しい。
でも友達は使わないよ。
タミが本当に私たちのためを思って誘ったのか、
単に紹介料が欲しかったのか、それがわからなかった。

でも、「紹介料が欲しかっただけ」の方がマシだった。
心底心配する友人の言葉より、
昨日今日知り合った人からの、うますぎる話を盲信してしまうなんて
悲しすぎる。


夜になって、トリはミカに報告の電話をした。

トリ「・・・で、ミカは本当にセミナーに行く気なの?」

ミカ「う~ん、やっぱり心配だからね。
   一回くらいついて行ってもいいかなって思って。
   今、完全に夢中で、
   私たちの言葉なんて耳に入らないと思うけどね。
   見守ることしかできないね」

うん、長年の友達もけっこう無力よ。
今日、よくわかったよ。

・・・うまい話なんてないのに。
でもせめて、もうちょっと勉強してきてくれれば、
こんなにも情けなくはなかったよ。タミ。

ミカは結局セミナーには行かなかった。
もうタミから、ミカにもトリにも連絡はない。

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本当にフィクションなら良かったのに・・・



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