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プロフィール

トリルMM

Author:トリルMM
30代で発病 女性
2006年5月に膠原病である
「成人スティル病」を発症。
現在、寛解中。
体質改善に励んでいる。

スティルの細かい入院記録は
カテゴリー「スティル病」に。
スティルの経過ダイジェストは
カテゴリー「スティル記録」に
掲載しております。


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フィクション1の続きです。

***************

喫茶店で待ち合わせ。

トリ「ビデオ返すね」

タミ「見てくれた?どうだった?」

タミは体を乗り出すようにして言う。

トリ「・・・商品はビデオを見ればわかるって言ってたけど、
   商品の詳しい話なんて出てこなかったよ。
   タミちゃん、ちゃんとビデオ見たの?」

タミは何か考えながら、

「ビデオは何種類もあるのよ・・・
 たくさんあるから、どれを渡したかちょっと覚えてなくて・・・
 ごめん」

トリはあきれて、

「何が録画してあったかわかる?
 まず最初に、『創設者は○○を開発して、
 それが売れて大金持ちになった。
 どれくらい大金持ちかの説明がずーっとあって、
 この商品はとても良いから、
 みんなで売って人々を幸せにしましょう。
 そして私たちもお金持ちになりましょう』みたいな内容だよ」

タミ「ああ、そうだったかも・・・」

トリ「そうだったかも・・・って、おかしいと思わなかったの?」

タミ「使った人が幸せになって、勧めた人がお金をもらえるなら
   それはいいことじゃないの?
   普通の店だって、そうやって売って利益を上げてるんでしょ?」

トリ「普通の店は『友達を使って売れ』って言わないけどね」

タミ「別に『いいもの』が手に入るなら、
   誰が売ったっていいでしょう。
   店舗がない分だけ、経費がかからないし、安く売れるよ。
   お金も入るし」

トリ「そういうの何て言うか知ってるの?」

タミ「またそういうことを言う・・・そんな怪しいものじゃないよ!
   ちゃんとビデオ見たの?」

タミもトリも苛立って、語尾が強くなってくる。
トリは落ち着こうと、コーヒーをガブガブ飲み、

トリ「その大金持ちの説明の後は、覚えてる?
   女性が出てきて、
   『これはいわゆるあの商法ではありません。
    法律にも違反していません』って言うんだよ。
   普通の商売でふつー、こんなこと言う?
   法律のことなんかいきなり持ち出す?
   まず商品の特徴とか、どれだけいいかとか、
   そういうことを説明するのが先じゃないの?」

タミ「誤解されやすいから、まずそのことを説明してるんだよ」

ビデオは商品をどうやって売るか、紹介で何%の利益が入るか、
特別会員になるには、まずいくら買えばいいかなど、
商品の特徴そっちのけで、そんな話ばかりだった。
タミは、トリに渡すビデオを間違えたのか・・・?

トリ「じゃあ、その商品の良さをタミの口から説明してもらえる?
   ここまできたから、とりあえず聞いておくよ」

タミ「私はまだそんなにたくさん使ってないし・・・
   私からより、セミナーに行って、
   上の人から説明してもらった方がいいと思う。
   セミナーの日は控えてあるから、
   都合のいい日を教えてもらえれば」

今度は、セミナーに連れて行こうってか。

トリ「セミナーには行かない。
   今日の話もタミちゃんだから、
   ギリギリがまんして聞いてるんだよ」

タミ「セミナーならわからないこともきちんと教えてもらえるよ。
   行きたくない?
   じゃあ、今日は本を持ってきたからそれを読んでみて。
   ちゃんとしたお医者様が書いた本だから」

次はブック××ップか。

トリ「読みたくない。タミちゃん、
   この商売始める前にネットとかで情報は調べたの?」

タミ「私、ネットはしたことない。
   それに、『ネットの情報は信用しないように』
   って言われてるから。
   いいかげんなことばかり書いてあるって」

そして市販品の悪口がはじまり、
自分のところの商品がどんなに安全か、環境に配慮しているか、
このシステムがどんなに優れているかを話しはじめた。

しかし、トリにはぜんぜんピンとこない。
まるでセミナーの受け売りで、あのビデオと同じだった。
ネットでは、
セールストークの矛盾点などをさんざん突っ込まれていたけど、
内容はほとんど同じだった。

むなしくなってきた。


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