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プロフィール

トリルMM

Author:トリルMM
30代で発病 女性
2006年5月に膠原病である
「成人スティル病」を発症。
現在、寛解中。
体質改善に励んでいる。

スティルの細かい入院記録は
カテゴリー「スティル病」に。
スティルの経過ダイジェストは
カテゴリー「スティル記録」に
掲載しております。


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脳梗塞で入院している父の病院へ通っている。

あれから転院して、リハビリ病棟に入っている。
左半身不随である。

糖尿病と肝臓ガンもある父。
食事前は必ず血糖値を計る。
そしてインシュリンを打つ。
糖尿病で血管がモロモロで、脳梗塞の再発の危険がある。

前にお菓子を食べて、ナースに激しく怒られた。
血糖値は正直で、すぐにわかってしまいます。

食事は糖尿患者食で、カロリーは厳密に計算されているけど、
感心するほど工夫されていて、けっこうなボリュームに見える。

私には。


昨日、ふとイスを見ると、お菓子が置かれていた。
お見舞いらしく、包装紙に包まれているが
すごく大きい包みだった。

あらー・・・
お見舞いはありがたいけど、食べ物は遠慮してもらいたい・・・
というか、糖尿病のことは知ってるはずなのに、どうしてだろう。
父が頼んだのだろうか。

トリル「持って帰るよ。食べちゃいけないんだよね?」

と聞いたら、

父「ダメだ!こんな食事じゃ腹が減ってたまらん。
  置いていけ」

止められたが、心を鬼にして持って帰ろうとした。
しかし、ふと考えて、その包みから手を離した。

どちらにしろ、家に帰ってくれば食欲と自制心との闘いになる。
手が届くところや目につくところに、お酒やお菓子を置かないように、
家族は気をつけようと思っているけど、
動けるようになって、食べ放題しようと思えばできないことはない。

自分で摂生しようと思わなければ、家族が努力したってムダなんだ。

先回、病院の人から叱られてやめたのに、
ほとぼりが冷めてしまうと、またこうなのね・・・

腹が立って、口には出さなかったけど
「もう一回血糖値を上げて、ドクターかナースにしっかり怒られろ!」
と、正直思った。

前の病院は、治療方針を説明しただけだった。
MRIも本人には見せていない。
病院によってやりかたが違うらしい。
でも本人が希望すれば、見られないことはなかったと思う。
家族は見せてもらったけど。

転院した先のケースワーカーさんに
「肝ガンの手術で、退院するといつもお酒を浴びるように飲みます。
 糖尿病のカロリーなんか当然無視です。
 家族が何を言っても聞いてくれません。
 ドクターから、ガツンと言って頂くことはできないでしょうか?」
とお願いしていた。

今度の病院は前と違って、ドクターが最初に父にMRIを見せ、
「血管と脳はこんな状態です」
と説明した。
かなりボロボロな状態に、父はショックを受けたらしい。
食い入るように見つめていた。

「リハビリはしますが、完全に元に戻ると思わないでください」

「このままの状態で、家に帰ったときに
 スムーズに身の回りのことができるように、訓練していきます」

完全に元に戻る保証がされないことに、
またショックを受けたようだった。

でもこれは当たり前だった。
病院としても安請け合いは出来ない。
「前のように動かせるようになりますよ」とは言えない。

完全に壊死した脳の神経細胞は、
以前は回復しないと言われていたが、
今はわずかながら、再生すると言われている。
しかし再生しても神経細胞同士の回路を組み立て直す必要があり、
絶対に元に戻るかといえば、
「可能性は残されているが」としか言えないだろう。

また壊死以外でも、アルコールで脳が萎縮している。
そのせいか、入院以前に
痴呆?と思われる行動をすることもあった。

脳萎縮の方は、お酒をやめるか、
一合以下にすれば回復する可能性はあるらしい。
しかし酒飲みには、一合以下なんてかえって苦しいのだ。
禁酒の方がまだ楽だと思われる。

異常な食欲は、圧倒的なアルコールのカロリー不足からで、
それに加え、入院以前は
酒の肴のお菓子、一人前の食事を完食、食後の果物、アイスクリーム
と、私から見ても「どんだけ食べるんだ」と驚くほどだった。

飲み物は、入院中はお茶だけだと飽きてきたらしく
「コーヒーを持ってこい」と言われていた。
砂糖が入っていなければOKとナースに許可をもらい、
コーヒーを持参したがまた飽きて、
今はノンシュガーの清涼飲料水である。

私はスティルの退院後、ずっとサン○リーソーダを飲んでいた。
(ただの炭酸で、アルコールではない)
ペリエも炭酸だけど、弱くてお腹が膨れない。

プレドニンで異常にお腹が空くけど、
これ以上太ると父の遺伝もあり、糖尿病の危険性があるので、
ドクターKに「間食禁止」を命じられ、
何とかノンカロリーで満腹感を!と思って、味のない炭酸を選んだ。
人工甘味料が苦手なのだ。

今日、例のお菓子の包みが家にあった。

母に「お父さん、よく渡してくれたねえ」と聞いたら
「・・・一袋だけ、渡してくれなかった」と苦笑いをしていた。
あの包みに、袋がいっぱい包んであったのだ。

そしてまた血糖値は上がったらしい。

父は「少しお菓子を食べる量を減らさないとな」と言ったとかで、
もう、私は言葉もない。

ドクター、どうか父を叱り飛ばしてください・・・


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タグ : スティルプレドニン糖尿病

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