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プロフィール

トリルMM

Author:トリルMM
30代で発病 女性
2006年5月に膠原病である
「成人スティル病」を発症。
現在、寛解中。
体質改善に励んでいる。

スティルの細かい入院記録は
カテゴリー「スティル病」に。
スティルの経過ダイジェストは
カテゴリー「スティル記録」に
掲載しております。


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砂漠のバラ

ちょっと前の話になるけど。

気軽なお茶席に招ばれ、畳の部屋に座った。
茶扇子と懐紙を持って。

お抹茶ではなく、お煎茶だった。
「煎茶道」というものであった。

ままごとのような小さいお茶碗に
ほーんのちょっぴりのお茶が注がれるのだけど、
これが!おいしい!

一煎目のお茶をいただいてから、お菓子をいただき、
二煎目をまたいただく。
味が変わって、おもしろいものである。
一煎目は甘く、二煎目はすっきり、という感じ。

「結構なご銘煎で」(←字はこれで合ってるかな?)
正客は挨拶をする。
あっ、そう言って感謝の意を述べるのね。

ふと点前座の向こう側に、何か飾られているのに気付く。
お抹茶の席では、飾られるものはある程度決まっているけど、
お煎茶はわりと自由な気風なのだろうか?

2月末のお煎茶会は、
床の間に小さな雛人形がたくさん飾られていて、
とても華やかだったのを覚えている。

今回の床の間はごく典型に、掛け軸、香合、茶花だった。
そして前述の点前座の向こうには、白木の板に載せられた蔦と・・・

「砂漠のバラです」

と、席主はおっしゃった。

砂漠のバラ?
この砂糖菓子みたいなもののこと?
白く半透明で石みたいだけど、触ると崩れそうな・・・
けっこう大きく、手の指を広げたくらいの大きさ。

砂漠のバラ ←ここの一番上の写真のようだった
気持ち、もうちょっと白かったかも・・・
お菓子のようだが、実は鉱物らしい。

「砂漠に突然出現するものなんですよ。
 どうしてこのようなものができるのか、 
 まだわかってないんですって。
 
 珍しいので、お店で見つけたときにすぐ買って、
 そのまましまったままだったんですけどね、
 今日、デビュー・・・?って言うんですか?」

と、席主の先生はお笑いになる。

ほ~、この世にはこんなものが存在するのか・・・

珍しいものを見せていただいた。

お茶の席は席主と客で盛り上げるので、
雰囲気は特に正客(お客の中で一番格上とされる人)
の力量に左右される。

席主はお客の様子に気を遣い、
正客は席主が
この席を用意するのに、どう心を砕いたかをすぐに読み取って、
客の代表として質問したり、
席の雰囲気を和やかに、また面白くする重要な役目がある。
なかなか大変なのである。

もちろん、私のような者はそこには座らない。
(『座れ』とも言われないが)
そんな恐ろしい席に座るには年輪と経験がいる。
ただし、男性は若くても「お正客の席にどうぞ」と勧められやすい。

お茶の先生なら、席中の会話はどうにでも持っていけると思う。
でも、こういう珍しいカンバセーション・ピースがあると
場の持たせ方も余裕ができるよね。

煎茶道はお道具が多くて、お点前も複雑そうだ。
茶碗5つにお茶を入れ分けたりするから、時間もかかる。

かなり長い時間だったと思うけど、全然気にならず、
(実はちょっと正座の足が苦しかったけど)
砂漠のバラと美しい茶碗を見つめていた。



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