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プロフィール

トリルMM

Author:トリルMM
30代で発病 女性
2006年5月に膠原病である
「成人スティル病」を発症。
現在、寛解中。
体質改善に励んでいる。

スティルの細かい入院記録は
カテゴリー「スティル病」に。
スティルの経過ダイジェストは
カテゴリー「スティル記録」に
掲載しております。


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MRIを撮ることになった。
ドクターYの同意確認。
また同意書作成。

Dr.Y「これは・・・トリルさん、撮ったことないんですね。
   安全な機械ですが、ちょっと時間がかかります。
   かなりうるさいですよ~。
   耳栓が欲しければ用意します。
   あ、閉所恐怖症とかないですか?」

閉所恐怖症?それと何の関係が?

Dr.Y「たまにパニックみたいになるかたもいますよ。
   狭いところに結構長い時間、じっとしてますからね」

大丈夫です。
何でも検査して、早く病名を突き止めてほしい・・・

しかし、この日はコンディションが最悪だった。
熱は39℃を超えている。
体、のど、ともに激痛。
家族に持ってきてもらったパジャマが、また問題だった。

前夜に汗をかいたために、朝方痛がりながら着替えた。
私のパジャマだったが、着心地の悪いものだった。
一応シルクらしいのですべる。
技師さんが体をつかみにくいのだ。
それもいけなかったが、パジャマのボタンが問題になる。

技師「金属、ついてませんね?下着に金具はありませんね?」
トリル「あ、あのう・・・もしかしたら、このボタン、金属かも・・・」

ボタンはパジャマ本体と同じ布にくるまれていて、
外側から判断できない。

技師さんは
「え~?大きいけど石じゃないの~?ちょっと待ってね」
何か探して、小さな機械を持ってくる。
ボタンに向けてスイッチを押す。

ピーッ!ピーッ!ピーッ!

き、金属探知機ですか!何でそんなものがここに・・・

顔を見合わせて、苦笑いをする。
何でわざわざ苦労して、こんなものに朝方着替えてしまったのか。
浴衣にしておけばよかった。

小さくなって謝る。
MRIは希望者が多く、とても混んでいるらしい。

ピカピカの秘密基地のような作り。
仕切りがたくさん立ててあって見えないけれど、
広い部屋に患者がいっぱいいる気配がする。

忙しい方々にいらない手間をかけさせて、確実に迷惑をかけている。
「すみません・・・」
笑って許してもらったけど、落ち込む。

それからまた何かバタバタっと・・・

技師「看護師さん!トリルさんの書類がありません!」
ナース「え?ちょっと確認してきます!着替えも一緒に持ってきます」
技師「先に電話して用意してもらって!
   着替えはここの検査服を使うことにします。書類を急いで! 
   他の患者さんを先に撮りますので、ちょっとお待たせします。
   ごめんね」

点滴をしているので、着替えに時間がかかる。
健康なときには何でもないことが、今は重労働なのである。
さらにぐったりしてきた。

少なくなった生理食塩水を替え、
車イスがガラス貼りの撮影室前まで押された。

技師「歩けますか?・・・無理そうですね」
トリル「はい・・すみません」

ここで車イスが本撮影室の前でチェンジされる。
MRIの本撮影室には、この車イスで入ってはいけないらしい。

最初から感じたが、
このMRIという機械は大事に大事に扱われているようで、
部屋の奥にゆったりと鎮座し、まるでお姫様のようである。
風格さえ感じる。

技師さんがふたりがかりで工夫して私を持ち上げ、
専用の車イスに乗せた。
そしてまた、痛くないように気を遣ってくれつつ、
持ち上げてMRIの台に寝かせる。
男の人はさすがに力持ちだ。

撮影が始まった。

コンコン、ウィ~、シャンシャンシャンシャ~ン、
ドーンドーン、キュキュキュキュ~

・・・本当にうるさい。
金だらいを頭からかぶって棒で叩かれているようである。

しばらく静かになったかと思うと、また色々な音が聞こえ始める。
本当に長いな~。
さっき小さな男の子がやってたけど、よくがまんしたな~。

MRIはうるさいだけで痛くはないし、注射よりはいいのかな?
しかし狭くて怖いな。
これはパニックになる人もいるよね。
時間も長いし・・・

と、とりとめのないことを考えているうちに、眠っていた。
騒音の中で。


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タグ : MRI

耳鼻咽喉科から帰ってきたら、家族が来ていた。
検査の結果を報告する。

「え~、でもガンは18年でひとりいたんだろ?
 お前が二人目かもしれないよな?」

「・・・・・・・・・・・・」(体が痛くなかったら、殴っていた)

でも耳鼻咽喉科のベテランの先生があれほど言い切るのだ。
ドクターKに診察の内容を報告する。
のどの先生から先に聞いていたかもしれないけど。

「そうですか・・・う~ん、とにかく熱も下がらないですしね・・・
 MRIをやってみようと思います」

熱は正午ごろ上がり、夜中にまた上がることを繰り返していた。
そのたび、ボルタレン座薬を入れ、湯たんぽを用意してもらった。

とにかく熱が上がり切るまでの、すさまじいまでの悪寒。
歯がガチガチと鳴り、自分で止められない。
体も勝手にガタガタ震える。
そのたび「いつまでこんなことが続くんだ」
と、何かを呪う気持ちになる。
熱が上がり切って悪寒が和らいだら、氷枕と、保冷剤で冷やす。

ナースコールは、
いつでも手にすぐ握れる位置に置いてもらっていたけど、
たまにうっかりして、頼むのを忘れることがあった。

枕元ではなく、寝たときのおしりの横の位置に。
枕元に置かれると、腕を曲げて上に伸ばさないといけないので、
体中が痛い、1ミリも動かせない激痛のときなど、
ナースコールがこんなところに・・・」と呆然とする。

ナースコールがなかなかつかめない。
最悪の場合は同室の人に呼んでもらうしかないと思った。
(結局お願いしたことはなかったけれど)

じりじりと足を動かして、
ベッドの上の方に長い時間をかけてずり上がり、
あごと肩にナースコールをはさみ、ボタンをあごで押した。
息が上がり、かなり体力を消耗した。
ナースコールをベッドから落としてしまったときも、難儀した。

熱が上がり切ってから、まずトイレ。
この頃はベッドの上でお世話になることが多かった。

少しでも動けそうなら、ベッド横にポータブルを置いてもらって、
便座に座るまでナースに手を貸してもらう。
いつも体は痛いけれど、
出来るときはなるべくポータブルでがんばろうと思っていた。

しかしポータブルは、すぐそこにあるのにもかかわらず、
移動にとても時間がかかって疲れた。
途中であきらめて、
ベッド上で使うボート型の携帯トイレに変えてもらうこともあった。

その後、ボルタレン座薬を入れてもらう。
熱でのどが渇いているので、
寝たままペットボトルの水を口元に運んでもらう。

これがなかなかにこぼれそうで難しく、
後で子ども用の
「ボトルにストローがつけられるグッズ」を買ってきてもらった。

ところで「吸い飲み」という介護(看護?)グッズがあるが、
私はあれが怖かった。

子どもの頃に重病人の枕元にそれが置いてあるのを見て、
「吸い飲み」=「重病人」と勝手に意識してしまう。

一度使ってみたとき、とても便利だったのだけど、
気分が落ち込んでしまった。
偏見は重々承知だったが、
わがままを言ってペットボトルのまま、お願いしていた。

ボルタレンで熱を下げると、ものすごく汗をかくので、
体を熱いタオルで拭いてもらい、着替えをする。
点滴がつながっているし、痛いしで、
またお手数ながらナースに手伝ってもらう。

昼と夜中、こういうコースを毎日繰り返していた。
もう「おなじみの手順」という感じになっていた。

タグ : ナースコール

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